2010年猛暑の中、7月31日（土）・8月1日（日）の両日、「第4回ネパールフェスティバル2010」が東京・日比谷公園内大噴水広場と音楽館で行われた。

2007年よりこの場所で開催されているこの祭典は、日本在住ネパールコミュニティーが企画するイベント。日本とネパールの友好を深め拡大させることを目的としている。

会場では、ネパール産品の紹介や展示即売、多彩なカルチャープログラムが繰り広げられた。ネパール人だけではなく多くの日本人が訪れていて、噴水広場周辺はさながらネパールのバザールと化していた。

カルチャープログラムでは、ネパールに住む様々な民族の民族衣装を着て楽しむファッションショーや、プロレス、ナマステ体操、参加できるヨーガのステージなど、普段触れる機会の少ないネパール文化を直接楽しめる絶好の催しとなった。

また舞台上では、たくさんのネパール民俗舞踊が演じられた。ネパール文化の魅力を舞踊により伝えている岡本マルラ有子氏率いる「天空の舞い」やそのお弟子さんたちによる活躍が頼もしかった。その他にも、日本人によるネパールの民俗サーランギーの演奏、ポップスなどの多彩なプログラムを楽しむことができた。

急増する日本在住ネパール人の数を反映するように、このフェスティバルの規模も第1回の想定来場者数5,000人から今回の20,000人と増えている。日ネの交流がさらに深まることを期待する。