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シヴァ神の夜(マハー・シバラートリ)近づく PDF 印刷 Eメール
作者: Administrator   

南アジアのヒンドゥー教三大神の1つ、シヴァ神を祭る(マハー)シヴァラートリ祭が2010年2月12日(金)に開催される。これにちなんで、音楽祭などを催す地方もあるので、音楽ファンは是非この時期に北インドを訪ねるとおもしろいだろう。

北インドやネパールで採用されるヴィクラマ暦2月(パールグナ月:太陽暦の2月から3月)の13日夜から14日昼(黒分第13日夜から黒分第14日)に祝われる。地方により祝い方が異なることが知られているが、この祭りはインドの広い範囲で行われている。敬虔なシヴァ信徒たちが終夜目を覚まし、朝まで鉦を叩いてシヴァ・リンガを礼拝する姿が見られる。

また、インド共和国だけではなく、ネパールやモーリシャスなどでも祝われる。また、世界各地に住むヒンドゥー教徒も、それぞれの地域でこの祭りを催すことは、言うまでもないことである。

参考:

Society for the Confluence of Festivals in India (SCFI)

宮本久義(1989)「北インドの祝祭空間—バナーラス祭時記」in『コッラニ』Vol.13:8-35。